さて、引き続きこのコーナー。今日は二つのセットをカバーします。

 インベイジョンブロックの話の元になった、ウルザズ・サーガとラース・サイクルです。

 故・《大天使レイディアント(US)》ウルザに殺られる

  ウルザは命を絶たれるまで4千年生きました。その間彼は幾度も死と直面しています。中でも特に一番の危機は、セラの反乱者、大天使レイディアントとの戦い。実は彼女も彼のパワーストーンの眼をもぎとることに成功して、一度ウルザを殺しています。しかし、目が元の位置に戻されると、彼はセラ界ごとウェザーライト号パワー・マトリックスに取り込み、次元を崩壊させました。レイディアントと彼女の支持者の天使たちは最後まで去ろうとはせず、セラの次元とともに取り込まれたのです。

故・《闇の天使セレニア(TE)》《呪われし者クロウヴァクス(US)》に殺られる
 
 愛はいたぶり、愛は殺す。セレニアはもともとファイレクシア人ウルザを探すためにセラの次元になだれ込んだ時に巻き込まれた悲劇の天使でした。彼女はクロウヴァクスの家の保護天使になる宿命を感じ、そこに自分の場所を見出します。ところが、彼女は2度までファイレクシア人に略奪されて、その過程でクロウヴァクスの家族は全員殺されてしまいます。おまけに彼は洗脳されていた最愛のセレニアを自らの手で殺さねばなりませんでした。この事件がきっかけで、クロウヴァクスは狂気に陥ることになります。

故・《猫族の戦士ミリー(EX)》クロウヴァクスに殺られる

 狂気に陥ったクロウヴァクスヴォルラスの城砦にあるヴォルラスの庭園にてウェザーライト号がラース界から脱出するのを食い止めようとします。猫族のミリーは最期の一息まで狂ったヴァンパイアの目を覚まそうとして、自らの命を絶ちます。ミリーは実は幼なじみのジェラードに強い感情を抱き、彼の代わりに自分の命を投げ打ったのです。愛はうるおい、愛は生かす。

故・《ラースのスターク(TE)》ヴォルラスに殺られる

 ヴォルラスは義兄弟のジェラードを酷く嫌っていました。そして彼を悪に導いたのがスタークでした。皮肉なことに、スタークは彼をその道に押しすぎてしまって、逆に押し返されてしまったのでしょう。

故・《堕ちたる者ヴォルラス(NE)》クロウヴァクスに殺られる

 ヴォルラスメルカディアから帰還してエヴィンカーとしての地位をとり戻そうとした時、そこにはすっかりくつろいだヴァンパイアの姿がありました。このデュエルで勝利を手に入れたのは、観戦するはずの魔術師アーテイが漁夫の利を・・・・ではなく、その力を借りたクロウヴァクスでした。ヴォルラスの死によってクロウヴァクスエヴィンカーの地位につくことになったのです。

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